屋外セキュリティWi-Fiカメラ「Tapo C325WB」(案件)提供を受けて、設置してみた(2023年8月販売)。本製品いちばんの特徴は明るさF1.0のカラー撮像が可能とのことで、「Tapo C320WS」(2022年4月販売)よりも、大口径レンズで高感度センサー搭載の上位モデルという位置付け。
ジャック部の防水性が気になる
F1.0というと相当明るい映像・画像が期待できるわけで、星空ライブカムにも良いのでは?と思ったものの設置が市街地であるし、取りあえず製品コンセプトであるセキュリティ対策として設置することにした。屋外設置なので防水対策と耐久性も気になる。
パッケージを開けて製品をまじまじと見たところ、最初に感じたのが「Wi-Fi利用の場合、有線側のRJ-45ジャックはどう処理すればいいんだろ?」という点。
カメラ本体から延びているケーブルは2本。一方が電源のDCケーブル、もう一方が前述のRJ-45ジャック。昨今ではWi-Fi利用がほとんどだと思われるため、屋外設置を考えるとRJ-45ジャックの開口部が大きく目立つと感じる。「どう処理すればいいだろうか?」というのが悩みどころになった。取りあえずはブチルゴムテープを詰めて巻いて塞ぐことにしたが、Wi-Fi利用の場合は思い切って有線LAN対応側ケーブルを途中で切ってしまい、テーピングした方が良いかもしれない。
雨ざらしの場所に設置するならばシビアに考えなければならないだろう。とはいえ、スペックに書かれている防塵防水規格のIP66は、完全な防塵構造とのことで、「いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない」という規格。そうとはいえ、Wi-Fi使用時のRJ-45ジャック側をどう処理すれば良いのか?公式見解も気になる。
市街地なら暗がりでも昼のように明るい
使用開始して、えええ、昼みたいに明るすぎるだろと思った結果、標準設定ではライト(スポットライト機能:上写真のレンズ両側に見えるのがLED照射ライト)が点灯するようになっていた笑。その後、消灯してみてもF1.0レンズの明るさが健在だった。ホッ…。
なお、このカメラ使用以前には同社の「Tapo C200」を屋内使用で1年ほど利用していた。そのためレンズの明るさが際立って明るいことがとてもよく分かった。しかし、下写真の晩は満月近かったため新月の晩でも再確認したい(市街地で街灯もあるから変わらない気も…)。
もう少し明るさの点を突っ込んでみると、1/1.79“(8.93mm)プログレッシブスキャンCMOS搭載400万画素とのことで、これはどこ製のCMOSなのだろう?と興味も湧いた(不明)。スペック上は、下位モデル「Tapo C320WS」1/3“センサーの4倍明るいと謳われている。強いて言えば、スマホの7インチ弱のパネルではもう十分に高解像度といった印象。もっとサイズが大きな10インチ以上のタブレットやPCでなければオーバースペックなどと思ってしまう。やはり、PCでも観られるようにしてほしいかな。
一方で、映像確認するためのスマホアプリTapoでの使用感についても少し触れておきたい。
本体にはmicroSDが内蔵できるとのことだけれど、なるべく屋外使用を考えれば故障懸念要素を増やしたくない。できれば監視映像はネット越しに保存・確認したいところ。これまで屋内監視で使用してきた「Tapo C200」では、既にその該当サービス「Tapo Care」を使用していたものの、カメラ2台目になると倍の課金になる。400円/台。まぁ、監視カメラの保険と考えれば妥当なところかな。30日の試用期間が過ぎたら2台目も加えようかと思う。
その他セキュリティカメラとして気になるところで、虫がレンズ前を横切ったり車道でクルマ通過があった際、光の点滅などの誤検知があるあるだ。これらが感知モード「AI検知」オプションでスルーできるのかが気になった。スペック上は同機能で期待できるようだが、後日追記したい。