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フィリップスの4Kモニターが2年で故障した
事の始まりは、2年間使用しているフィリップスのDisplayHDR 400認証モデル「436M6VBRAB/11」が故障したことにある。
結果的に、パネル故障だと認知され修理後に戻ってきた。が、、汗だくになって梱包をして佐川に回収してもらい、戻ってくるまでに丸々1週間、そして再設置、、、これはかなりやりたくない作業だ。さらに、本当に修理されて戻ってくるのかも分からない。「修理不能です」などと返却された日にゃ、気が遠くなって失神しそう。あまりに高額だと考えてしまうけれど、オンサイトして欲しいものだ。
そして、修理依頼では送ろうにも箱が無いという大きな問題がのしかかって、悩むことになった。
使えない期間を考えれば新モニターを買って修理済をメルカリしよう
それならば、といっそ前々から気になっていた別製品を購入し、その空き箱を利用してフィリップスのサポートセンターへ送ればいい。そして修理完了した暁にはメルカリで売却すればいい! 全てスムーズに進めば3週間程度で1、2万差分で完了できるはずだ。これしかない、と思い立ちLGの4K HDRモニターを購入することにした。
なお、43インチの4K HDRモニターの選択肢はそれほど無く、かなり前から使っているLGの23インチモニターの表示が気に入っていたので、4Kも!と信頼を寄せていた。しかし、散々たる結果になるw
LG 43UN700-B
フィリップスのサービスセンターからは、送付用の箱だけを送ってくれるとの意見もいただいてたが、メイン使用のモニターだっただけに使えない期間がとても困った。そして箱だけ送付を待つのも虚しく、一刻も早く修理してほしかった。それも思い立った理由の1つだ。。。
VESAマウント違いに苦労した
LG 4Kモニターの裏面は、モニター台を取り付けることが念頭にある。そのため、下写真のように凹んだ構造になっている。
別途VESAマウントしたい場合は下写真のような状態になる。けっこう無理矢理感だ。ちなみに、取り付ける側のスタンドは、これを使っている。
これまでのフィリップスモニターでは、背面がのっぺりしててマウントしやすかった(下写真左側)。
アンチグレアってこんなにもくすんだ表示なのか?!
Windows 10のHDR表示出力では色調整がモニター単体でできない。そのため、グラボ側で色調整を試みたがどうにもならなかった(下画像)。そもそも43UN700-Bのアンチグレアパネルが見た目にくすんだ印象で艶っぽさが無く、心底ゲンナリした。これまで使っていたフィリップスの4Kモニターは半光沢パネル。モニターの後ろにある照明や家具が写り込むので多少気にはなっていた。しかし、
アンチグレアのくすんだ白浮き表示がガマンできない
HDRの輝く明るさがイマイチすぎる
DPポート接続でスリープ復帰すると音声が戻らない
USBコネクタが常時電源出力ではない
などとLGの4Kモニターに不満が募ってしまった。上記すべてフィリップスの4Kモニターでは問題が無かったのでなおさらだ。
下写真の上側は今回登場してこないLGの2K 23インチモニター「24MP48HQ-P」と、下側が今回購入した4K 43インチモニター。両方ともアンチグレアパネル仕様だ。それなのに、どう調整しても黒が白浮きしててくすんだ印象が払拭できない。この4Kパネル、ダメじゃないのか?!涙
さらに極めつけは、HDR表示で輝きがイマイチな点。もともとフィリップスの方はHDR400を謳っているが、LGの方は「HDR対応」とだけでDisplayHDR認証は不明だった。それでもHDR400相当という情報をググって知っていたため、期待していた。
そして下写真は、LG 4Kモニター内で右側にYouTubeの4K HDRコンテンツを再生、左側に通常のSDR映像を同時表示させたもの。まぁ、実際のモニター上では確かにHDRぽさが再現できてて高精細で綺麗だ。この写真で注目すべきは、スマホで撮影してて左右両コンテンツが輝度飽和しないで見えているという点だ。
LG 43UN700-BのSDR、HDR同時表示
一方で、下写真はフィリップスの4Kモニター内で上写真と同じように両コンテンツを同時表示したもの。この写真だけで見れば右側コンテンツが白飽和してて酷い状態だ。でも、実際のモニター上では輝くほどにHDR表示されてて、艶っぽくとても綺麗なのだ。スマホの撮影ではHDRの輝度が収まりきらず白飛びしてしまう(HDR表示の方にピンを合わすとSDR側が真っ暗になる)。それほど、フィリップスモニターのほうがHDRの輝度表現が爆発的に長けてる感じがある。
フィリップス 436M6VBRAB/11のSDR、HDR同時表示
しかし、LG 4Kモニターの名誉のために強いて言えば、パネル性能ではなくモニター組み込みソフトのHDRエンジン違いかもしれない。そして、SDRとHDR同時表示した際のバランスチューニングに趣きがあるのかもしれない。でもまぁ、「映像は見た目がすべて」なのでHDR映像を全画面表示しても眩しいほどのパワーを感じず、魅力的と思えなかった。
もう、LGの4Kモニターに残されたものは、「ベゼルが狭くてモダン」「重量が軽い」「HDMI入力が少し多い」という外観でしか無くなった(;´∀`)
思ってもいない結果になってしまった
最後の最後まで約1週間、、、新たに買ったのだし、調整すれば大丈夫なはずだ! 真価が!魅力が!きっと出てくるはずだと頑張ったのだが、マイナスイメージばかりで心が折れた。よって、
LG 4K HDRモニターの方を売却した。。。
想定外だった汗
直接関係はないが、佐川の送料で5千円負担にもなったのも想定外だった。3万程度の損失だ。涙。。。
しかし、残されたフィリップス4Kモニターはあと3年の保証期間が残っている。新たに買ったLG 4Kモニターは最初から2年保証だ。これもまた使いたくない理由の1つになった。
売ろうとしてゴメンナサイ。今後とも(`・ω・´)ノヨロシク