Anker Nebula Apolloレビュー ── Oculus Questキャスト先にもベストマッチ

筆者は日頃からエプソンのプロジェクター(EH-TW6000)を愛用し映画を観ている。世代が古いモデルだけれど、当時はミドルエンドだったので色味や明るさ、解像度(2K)など申し分ない(もうランプ3回交換したし4Kモデルが気になるけど)。

しかしまぁこのクラスのプロジェクターは、クルマのヘッドライトを部屋内で点灯してるようなもの。狭い部屋で夏場にエアコンをつけずに映画を観てると、終わる頃はサウナ状態になる(滝汗。そこで、もっと手軽で光量少なくてもいいし、小型のプロジェクターが欲しいなと思い、行き着いたのがここで紹介する「Anker Nebula Apollo」というわけだ。

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AnkerのNeburaシリーズには幾つかあって主なものは、解像度1KモデルのNebula Capsule II(200ルーメン、59,800円:2019年10月現在)とNebula Mars II(300ルーメン、69,800円:2019年10月現在)、解像度1K未満のNebula Capsule Pro(200ルーメン、46,800円:2019年10月現在)そして今回のNebula Apollo(200ルーメン、39,999円:2019年10月現在)。Nebula Apolloは2019年10月に登場したばかりというのもあるけれど、圧倒的にコスパ重視の意欲モデルだといえる。

プロジェクター基本性能は主に明るさと解像度

ちなみに、色味や設定など別としてプロジェクター性能は明るさと解像度が主なところだが、筆者が主に映画を観てきたEH-TW6000は明るさ2200ルーメン(当時は17万程度で買った記憶)。Nebula Apolloの200ルーメンと比べものにならないほど爆光だ。2200ルーメンもあれば昼にカーテンを開けていてもそれなりに観られる。しかし、10万超の値段、光源熱量を冷やすための空冷ファンがそこそこうるさい(ただし、筐体が大きいのでファンサイズも大きく騒音レベルも低音寄りのため筆者は許容範囲)。それに、ライトが発する高周波音も相まる。

上写真:左側がエプソンプロジェクター(上にはQuest)、右側がAnker Nebula Apollo

手のひらサイズNebula Apolloのコスパが光る

Nebula Apolloの39,999円というのはちょっとその気にならないと手が出せない値段でもあり、ルーメン値と解像度の低さがEH-TW6000と比べてどの程度なのかが気になっていた。

結論から先に書くと、200ルーメンは昼にカーテンを開けた部屋で観るのは厳しい。遮光カーテン状態か、夜の照明落とした少し暗がり、あるいは間接照明の部屋であれば十分に楽しめる。そして、解像度はNebula Apolloの場合854✕480ドットと1Kにも満たないのが気になってたけれど、意外とぜんぜんに許容範囲だった。

筐体が小型というのもあり、ファンが小さいことから音自体も高音寄りなのは残念な点。映像ソースや部屋が比較的明るいときは最大光量で投影する、よってファン音も最大になる。明るさによる可変速度ファンだからまだよいけれど、最大回転数でまわるとちょっとウルサイなぁというレベル。そのためにも暗がりで観るのが精神的にも良かった。

解像度が心配だったがシャープさ合格点

下写真は、スクリーン?壁?w から1メートルの位置で撮ったもの。

下写真は、20センチの位置から撮ったもの(はい、ずっと壁投映wです)。

↑文字の映りから判断しても、エプソンプロジェクターと比べて遜色ないレベルだった。視聴位置(2.5mほど後方)からも映画字幕が読みやすいから問題ない。

ちなみに、光の反射率が高い専用スクリーンに映せば明るく高精細に見える。しかし、万単位のプラスコストになり、スクリーンの取り付け方によってさらに加算となるのが考えどころだ。でも、下写真のように格段に変わることも分かってはいる。

小型プロジェクターだから出来るメリット

そして特筆すべきは、小型というのが功を奏して

天井に投写するスタイルがものすごくイイ!

まぁ、これは仮設置(汗

見た通り、底面にはカメラ三脚が取り付けられるようになってるので、後日いい感じの三脚を調達したい。

そして、天井にコレである!

もう、寝っ転がって観られる天井プロジェクターとして大満足w ちなみにここで写真を載せている部屋の状態は、夜でカーテンからは太陽光なし、間接照明が6個ほど点灯してる(全部60W20%程度なので暗い)6畳部屋だ。

もう、天井プロジェクター専用になる予感

ちなみに、ネトフリでオスカー受賞作「ROMA」を観ていたら、この映画がモノクロで全体的に暗めの作品ということもありNebula Apolloの空冷ファン音が聞こえないほど静かだった(ファンは筐体の投写レンズ横側に内蔵)。ベッドから見えない下の位置にApolloがあれば、いっそうファン音が気にならなくなる。

政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコ。ひとりの家政婦と雇い主一家の関係を、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュアロンが鮮やかに、かつ感情豊かに描く。

そしてそして、実はコレがモバイル可能なプロジェクターチョイスのいちばんの期待だった、、、

QuestのVRプレイ画面キャスト投写!

Oculus Questのプレイ画面をド迫力で共有できる! うほっイイ感じ

あ、投写画面サイズについてここまで触れてなかったが、例として2.5メートル先に80インチで映る感じ。なお、ピント合わせはマニュアル、レンズシフトについて上下(台形)補正はオートだが水平方向は補正できない。そのため、できる限り投写する正面に置く必要がある。

下写真は参考までに、エプソンプロジェクターもONにして同じ場所から隣り合わせで投写したもの。右下側青いパターン表示がエプソンプロジェクター、左上側Chromecastの待受け背景になってるのがNebula Apollo。ほぼ同じ80インチだった。Nebula Apolloが短焦点であればもっと短い距離でインチサイズを大きくできた期待もあったが、DLPシングルの小型筐体なのでレンズスペースも無いのだろう。

Oculus Questとキャストコラボがスバラシイ

下写真の別にACアダプタもあるが(ページいちばん↑写真にあり)、Nebula Apolloは投影ソースにはよるものの仕様上4時間のバッテリ稼働も可能。どうせQuestが2時間しか使えないので、これだけ持ち運べば十分に使える。

残念なことに現在のOculus Questは、キャスト先がAndroid(Google Home前提)とChromecast、その対応TVであるが、つい最近Chromecastのv2モデルにも対応したため上写真の赤タイプで可能になった(良かった、汗)。

Questの問題であるが、とても残念なのはNebula Apollo標準搭載のキャスト受信機能「Miracast」に対応していないことOculusフォーラムには何故Miracastに対応しないんだ?!という書込みもあるので、今後のQuestアプデでは不明だが現在はChromecastを使ってHDMI入力しなければならない。

また、Nebula ApolloはHDMI機器制御がONのようで、信号がオンになるとApolloが待機状態であればスリープオンして自動投写開始する。これは好感触で筆者環境の場合、「OK Google!ネコ動画見せて」でApollo本体やリモコンにも触れずYouTube動画を映し出してくれるw

上写真の組み合わせを持ち運べば、モバイルVRお披露目セットになって、友達宅などでプレイ中画面で共有しながらワイワイ楽しめる。こ、コレはかなりイイんじゃないかw という感想で締めくくりたいと思う。ちなみに筆者はそんなパリピではないので、妄想だけだったりする。VR制作会社であれば出先デモセットにとても良いのではないだろうか。

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消費電力は100W程度

P.S. ハイエンドプロジェクターの光源は爆光なので消費電力もすごい。筆者宅では、400W程度ががん!とプラス消費する(汗 部屋が暑くなるわけである。。。 一方、Nebula Apolloは100W程度なのが実測で分かった下画像内、赤囲み内左側がApollo稼働時)。

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